進さんとあずき

進さんのお住まいは宮崎県児湯郡川南町、以前訪ねた時は口蹄疫が流行った後で、町全体がまだ疲れ切っているような状態の時でした。
2012年11月、進さんを久々に訪ねてみました。そこには進さんのお母さんのいつもの笑顔があって、前にはなかった高速道路が目の前で工事されていて、牛の数もたくさんになっていて、お元気そうな日常が目に飛び込んできました。
内心ホッとしました。お元気であるとは聞いていましたが、実際を見てようやく安心できた感じでした。

そこで目にしたのが「あずき」という子牛。
あずきは早産で生まれ、母牛は育児放棄、一時はだめかと思われたようです。
しかし、進さんの愛情に守られ、レンチンコップ免疫応答添加飼料も食べて、今ではとても元気です。
じっと見ていると他の子牛より小さいせいか、犬のような・・、小鹿のような・・、でも牛です。ピョンピョンと跳ね、進さんが「あずき、あずき」、と呼ぶと耳を傾け駆け寄ってくる、なんともかわいい。

しかし、この子牛は進さんがどんなに頑張ってかわいがって育てても、手元にいるのは10ヶ月余り、 進さんがわが子に語りかけるように「あずき」、と呼ぶと、それに応えてうれしそうに甘えるあずき、別れの時どんな気持ちなんだろう・・、ふとそんなことを考えると、ちょっと胸が熱くなりました。
牛は経済動物、確かに。でもこうして進さんとあずきを見ていると、単に経済動物として割り切れない何かがある、聞きづらい感じもありましたが、進さんに思い切ってきいてみました。
「別れの時、辛くないですか?・・どんな気持ちで育てているんですか?・・」、すると、
「別れの時は正直つらいですよ。でも限られた時間、私はできる限りかわいがってやります。それが私たちにできる精一杯のことだから」、と進さん。返す言葉もなくただ々納得。
どんな仕事も辛いことがあります。しかし表裏一体、反面それが喜びでもあります。

ずっと見ていましたが、しばらくするとあずきの目はトロトロ、だれも教えていないのに前足をたたむようにして寝そべる。
「みんながそばにいないから寒いね」、といって進さんはそっと毛布をかけてやる。
あずきは次の子牛を産めるかな、産めるといいな、私は心からそう願いました。
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